お客様の概要

ヨーロッパに本社を置く上場企業で、世界中で100億ユーロ、140,000人の従業員を擁しています。

ビジネス課題

この大規模な運送会社には、Notesアプリケーション用の分散開発環境があります。 アプリケーションを実装する明確なメカニズムがなかったため、開発者は、標準命名規則に従った開発をすることがありませんでした。 このクライアントの環境におけるコンプライアンスのテストは、エラーや見落としが多く、時間がかかりやすいマニュアルのプロセスが存在し、新しいアプリケーションを作成するのに多くの時間を要しており、その削減が課題となっていました。

Teamstudio のソリューション

クライアントは Teamstudio Analyzer をインストールしアプリケーション開発のテスト段階で完成したアプリケーション・コード確認するプロセスを自動化しました。Analyzer はテストの段階で使用し、標準の命名規則が各アプリケーション内で確実に使用されることを確認するのに使用しています。またクライアントは、当初、Analyzerを新しい開発作業に対してのみの使用を考えていましたが、命名規則に準拠していることを確認するために、すべてのデータベース設計に対しても Analyzer を実行して調査することが大変有意義であることを即座に認識できました。

初期の関心事は命名規則に準拠することでしたが、クライアントはすぐに Analyzer の使用の範囲を広げ、属性オプション、背景色とフォント、フォームコンポーネント、フォームタイトルとプロパティの分析に拡大しました。 こうしてこの準拠のチェックプロセスを自動化することで、アプリケーションの設計の調査を完全に網羅することができるようになりました。

導入効果

Teamstudio Analyzerを実装することで、このクライアントは組織全体で Lotus Notesアプリケーションのポートフォリオを分析して、標準の命名規則に準拠しているかどうかをテストし、設計のプロパティと属性をテストすることができるようになりました。

この分析の自動化により、障害対応時間が最大 50 %短縮され、不注意で本番環境にもたらされた問題の数が大幅に削減されました。 さらに、事前のテスト環境でアプリケーションをより詳細に分析できるようになりました。より包括的な分析をテストフェーズで行っていても、従来の 75 %の工数でテストフェーズを完了できるようになりました。

この分析により、クライアントは、以前に開発されたノーツ・アプリケーションをすべて標準命名規則に準拠させることができるようになったため、稼働しているアプリケーションの品質を飛躍的に向上させることができました。 Analyzer を新規 Notesアプリケーションに対して使用すると、設計エラーを排除しつつ、迅速に本番環境へリリースでき、ユーザーエクスペリエンスの大幅な向上に貢献しています。