散在する IBM Notes/Domino アプリの将来に道筋を照らす新しいツールがデビュー

IBM Notes/Dominoも 25 年ものロングラン製品としてバージョンを重ねてきました。バージョンを重ねるごとに、様々な機能を追加され、そのときどきのITトレンドを見事に吸収し、オールインワンのプラットフォームとして提供され続けた唯一無二のソフトウェアです。

当初は小規模のグループ間での情報共有の唯一のグループウェアとしてEUCの追い風に吹かれ飛躍的な成長を遂げ、今日では基幹業務の一端として今なお活用され続けています。R5 あたりでは、バージョン間の非互換でごたごたした時期もありましたが、バージョン間の互換性は高い製品だと言えるでしょう。その証拠に、R4 当時に作成したアプリケーションは、最新のバージョンでも問題なく動作することが多いのには驚かされます。

ある人は、これを Notes のメリットとして声高に主張する人もいます。過去のソフトウェアをそのまま継承できることの素晴らしさは短期的には「正解だった」と思います。しかし今思えば、長期的な観点からはこのことが Notes から他のプラットフォームに移行したいと企業が考える隠れた要因であると思えてなりません。

何故か?

アプリケーションの高い互換性にあぐらをかいて、アプリケーションへの改修改良を加えることなく、とりあえずアップグレードした Domino サーバーにそのまま乗せ替えをする、ある意味放置プレーをしてきたことによる弊害が顕在化しています。R4 当時に作成されたアプリケーションを今でもそのまま使っているエンドユーザーが客観的にこのシステムを見たとき、一体どう思うのでしょう?時代遅れの「レガシー」という言葉で片付けられるに違いありません。

 

今日では、他システムが Web ベースに移行している現状の中、Notes アプリケーションには当然 Notes クライアントが必要で、企業内システム全体においては、他システムと一貫性を欠く厄介な存在になりつつあります。もちろん、Notes アプリケーションを Web 化する XPages の技術もありますが、Notes 開発者の Web/XPages スキルには大きなギャップがあることも否めません。いづれにせよ、レガシー感を払拭するには、アプリケーションのモダナイズが必要ではないでしょうか?

 

モダナイズを進めるうえでは、すべての Notes アプリケーションを一気にモダナイズする魔法は存在しません。まずは、積極的な改良、捨てる、他の最新製品で代替などの選定が不可欠になります。

 

多くの企業が次のステップを通して、Notes アプリケーションの将来を見極めたいと考えています。どの企業でも言えることですが、もし Notes アプリケーションの将来に対して何も考えていないのであれば、今すぐにでも取り組んでいただきたいステップは以下のとおりです。

1. システム内の Notes アプリケーションの実態を把握

実態とは、具体的にサーバーに配置されているデータベースの数、そのデータベースを利用しているユーザーの数、その使用頻度。そして、そのデータベースを改良したり移行するための設計/プログラムの複雑さ、困難さの把握になります。単なる、機械的な情報収集のみならず、ビジネスでの優先度合いも考慮にいれる必要が出てきます。

2. 上記の分析結果に基づいて、それぞれのアプリケーションに見合う「進路」を決定する

3. アプリケーションのアーカイブ、リタイア、他のアプリケーションへの置換、改良改修などの作業を開始する

 

お客様のフィードバックでは、このステップは非常に複雑で分析の結果を出すまでに非常に長い期間を要します。そこで、弊社ではこれを支援するツールをデビューさせました。

 

 Teamstudio Adviser は Domino サーバーのカタログやデータベース設計をスキャンし、そのデータを蓄積分析し、それぞれのアプリケーションの「進路」を提案します。

このツールが提供する緻密な分析結果をもとに、IBM Notes/Domino アプリケーションに対する意思決定をスムーズにしかも自信を持って行うことができます。